お子さまの包茎・夜尿症治療は、ご両親そろっての理解と観察が第一です。
お母さんへ
元来、女性であるお母さんが男性性器の様子を100%理解することは難しいでしょう。母親として戸惑うことは多いと思います。とはいえ、心配ごとをそのまま放置するのはよくありません。包茎など陰茎の状態、包皮の炎症、陰のうの炎症(アトピー性も含む)などは、早めにご相談ください。特に包茎については、一緒にお風呂に入れる年齢のうちに、「皮をむく=亀頭を出す」練習をしておくと良いと思います。神経質にならず根気よく寄り添ってあげてください。
何かが強くぶつかった、誰かに叩かれた、下着についた薬剤にかぶれた、虫に刺された、などの外因的な原因と、亀頭包皮炎などが考えられます。状況によりますが、早めの来院をおすすめしています。原因が分かっているときは、そのことと経過を詳しく説明していただけると、対応がスムーズです。
5歳を過ぎても頻繁におねしょをして治まらないときは、膀胱の大きさや、夜間に尿を作る機能障害も考えられますので、ぜひご相談ください。ほとんどのお子さまが15歳くらいまでには落ち着きますが、ごくまれに別の要因がある場合もあるので経過観察は大切です。
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