こどもの泌尿器の病気・お悩み

お子さまの包茎・夜尿症治療は、
ご両親そろっての理解と観察が第一です。

お子さまの尿に関するお悩みは、やはり包茎と夜尿症(おねしょ)ではないでしょうか。
排尿時に痛がる、尿の量が少ない、排尿回数が多少など、お子さまのかかりやすい腎臓関連の病気に関わる場合もありますので、「あれ?」と感じたらご相談頂くのがよいと思います。

その他の病気には、陰嚢水腫、そ径ヘルニア、精巣腫瘍、精巣上体炎などがあります。先天性の病気として、停留精巣、尿道下裂などもあります。

包茎だといけないの?

包茎

包茎には「仮性包茎」と「真性包茎」があります。
亀頭が普段は包皮に包まれている点は同じですが、勃起時には包皮がむけて外に出るのが仮性包茎、勃起時にも包まれたままなのが真性包茎です。

仮性・真性とも包茎であることのデメリットは、やはり不潔になりやすいことでしょう。包皮のひだの中に汚れが溜まり、炎症などを起こしやすくなります。

それでも、成人し、性交渉が可能になる頃には包茎でなくなっているか、仮性包茎であっても性交渉は問題ない状態であることがほとんどです。しかし、まれに痛くて勃起させることができないという真性包茎の人もいます。こうなると、包皮を手術で取ることになります。

お母さんへ

元来、女性であるお母さんが男性性器の様子を100%理解することは難しいでしょう。母親として戸惑うことは多いと思います。とはいえ、心配ごとをそのまま放置するのはよくありません。包茎など陰茎の状態、包皮の炎症、陰のうの炎症(アトピー性も含む)などは、早めにご相談ください。特に包茎については、一緒にお風呂に入れる年齢のうちに、「皮をむく=亀頭を出す」練習をしておくと良いと思います。神経質にならず根気よく寄り添ってあげてください。

おちんちんが痛い、腫れている、痒みがある場合の処置

何かが強くぶつかった、誰かに叩かれた、下着についた薬剤にかぶれた、虫に刺された、などの外因的な原因と、亀頭包皮炎などが考えられます。
状況によりますが、早めの来院をおすすめしています。原因が分かっているときは、そのことと経過を詳しく説明して頂けると、対応がスムーズです。

夜尿症

5歳を過ぎても頻繁におねしょをして治まらないときは、膀胱の大きさや、夜間に尿を作る機能障害も考えられますので、ぜひご相談ください。ほとんどのお子さまが15歳くらいまでには落ち着きますが、ごくまれに別の要因がある場合もあるので経過観察は大切です。

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